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〜新着情報〜

    ケムバイオエコノミー研究領域が発足しました。領域長は、京都大学農学部の阪井教授です。 – 現在、CO2、再生可能エネルギー、バイオマスのみでカーボンニュートラルを実現するコンセプトが主流となっています。温室効果ガスであるメタンとCO2の両方を含む広い視点から、C1化合物の循環をカップリングする新しい概念を提案します。 – C1化合物の循環について、理論に基づいた定量的なモデルを検討します。まず手始めに、システムダイナミクスのような簡単な数学の概念を用いて、サイクルの中で考えられるバイオマス、CO2、メタンなどのすべてのインプットとアウトプットの量の推定に着手しました。 【活動内容】 研究プロジェクト;C1ケムバイオエコノミー学問領域の研究基盤の構築 バイオマス−CO2間の古典的炭素循環は植物が駆動する一方、メタン−CO2間のメタンサイクルはメタンやメタノールなどのC1化合物を利用可能なC1微生物が駆動することが知られている。これまで炭素循環については、古典的炭素循環とメタンサイクルは別々に議論されてきたが、近年の研究成果からこれら二つの循環系が共役することが分かってきた。そこで、本領域では、学際融合的アプローチにより、新たな炭素循環像を基にしたC1ケムバイオエコノミー学問領域の研究基盤を構築する。また、カーボンニュートラル社会の実現などに向けた政策討議の場における基盤として普及させる。

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